最終更新日:2024.9.20
お腹にガスが溜まってパンパンになると、いつおならが出るか分からない不安感や下腹部の不快感があるだけでなく、見た目にもお腹がポッコリして気になりますよね。
そこで今回は、トイレで座ったまま刺激できて即効性が高いガス抜きのツボを紹介します。
ガスでお腹が張ってパンパンな人は、すぐにツボ押しを実践してガス抜きしてくださいね。
この記事の執筆者
グリーンハウス株式会社
食品保健指導士・管理栄養士
古本 楓
食品保健指導士・管理栄養士としての知識を交えながら、「便秘」「腸活」についての情報をお届けいたします。
【資格】
・公益財団法人 日本健康・栄養食品協会
食品保健指導士
・管理栄養士
目次
「ツボ」は、正式には「経穴(けいけつ)」と言います。
経穴は、中国伝統医学(中医学)において生命エネルギーのようなものを指す「気」の通り道である「経絡(けいらく)」の途中にあるものとされ、ツボへの刺激は日本でも古くから行われてきました。
ツボ押しには民間医療のイメージが強く、「本当に効果があるのか分からない」と思っている人が多いかもしれません。
しかし、ツボを用いた治療効果についてはWHO(世界保健機構)でも認められ、全身にある361個のツボが国際標準として定められています(※)。
※形井秀一, et al. "WHO 経穴部位国際標準化の経緯と今後." 全日本鍼灸学会雑誌 57.5 (2007): 576-586.
それでは早速、ガス抜きや便秘改善に即効で効果が期待できるツボ7カ所を紹介します。
ツボはトイレの中や職場など外出先でもすぐに押せるので、ガス抜きしたいタイミングで刺激してみましょう。
ツボを刺激する際は「イタ気持ち良い」と感じる程度の力で、1回につき5秒程度を目安に押しましょう。
ただし、ツボのある部分が炎症を起こしていたり、熱を持ったりしている場合や、食前・食後30分以内、飲酒後、入浴前後すぐは控えましょう。
天枢(てんすう)
関元(かんげん)/丹田(たんでん)
大腸兪(だいちょうゆ)
三陰交(さんいんこう)
足三里(あしさんり)
間使(かんし)
合谷(ごうこく)
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次は、即効性が高いお腹のマッサージを紹介します。
ツボ押しとともに行うことで、ガス抜き効果や便秘改善効果がさらに高まりますよ。
のの字マッサージ
腸内のガスが溜まりやすい部分を刺激して、ガス抜きを促すお腹のマッサージです。
マッサージを行う前に、温かいパッドや温熱シートなどでお腹を温めておくとガス抜きの効果が得やすくなります。
※イスに座ったままでも行えます。その場合は、イスに軽く腰掛けてからへその下に重ねた両手をセットしてお腹をマッサージしましょう。
今回は、お腹のガス抜きに即効で効くと言われているツボをご紹介しました。
座ったままツボを刺激するだけでガス抜き効果が期待できますので、お腹のガスが気になった時にトイレや職場で試してみてくださいね。
即効性が高いので、すぐにトイレへ行ける環境でツボ押しすることをおすすめします。
お腹にガスが溜まりやすいのは、腸内環境が悪化しているサイン。
腸内に善玉菌を増やして腸内環境を良くするために、善玉菌のエサとなる乳酸菌やビフィズス菌が多い食べ物を積極的に摂ることが大切です。
食事からの摂取が難しい場合は、乳酸菌やビフィズス菌が配合されたサプリメントを活用して、腸内環境を整えるのも効果的です。
お腹のガス抜きで苦労する前に、ガスが溜まらない腸内環境を目指しましょう!
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