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冷え性が便秘の原因になる?腸活の効果がない理由は冷え性?お腹の冷えと便秘の改善法!

最終更新日:2024.9.24

冷え性が便秘の原因になる?腸活の効果がない理由は冷え性?お腹の冷えと便秘の改善法!

便秘と冷え性は、女性に多い症状の代表格です。

この2つの症状は無関係のように思えますが、実は便秘の原因が冷え性である場合が少なくありません。

そこで今回は、女性に多い便秘と冷え性の関係性や原因、改善法などについて解説します。

腸活を頑張っているのに効果が感じられない人は、お腹の冷えが原因かもしれません。ぜひ参考にしてくださいね。

食品保健指導士・管理栄養士 古本 楓

この記事の執筆者

グリーンハウス株式会社

食品保健指導士・管理栄養士

古本 楓

食品保健指導士・管理栄養士としての知識を交えながら、「便秘」「腸活」についての情報をお届けいたします。

【資格】
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会
 食品保健指導士
管理栄養士

冷え性とはどんな状態のこと?女性に冷え性が多い理由は?

そもそも、冷え性とはどのような症状なのでしょうか?まずは、冷え性について解説しましょう。

冷え性とはどんな状態のこと?

冷え性とは、苦痛を感じない程度の温度の環境下にいるにもかかわらず、手足や腰に強い冷えを自覚する症状です(※1)。

冷え性がある人の割合は女性が52~80%、男性は約19%と報告されています(※2)。

女性に冷え性が多い理由は?

女性に冷え性が多い理由が、筋肉量が少なく脂肪量が多いことです。

筋肉では熱が作られますが、女性は男性に比べて筋肉量が少なく、熱を作る力が弱い傾向があります。

また、脂肪は一度冷えると温まりにくい特徴があるため、女性の体は冷えやすいのです。

女性に冷え性が多い理由

冷え性だと体にどんな影響がある?

冷え性の人は手足が冷たくなるだけでなく、便秘や肩こり、疲れやすい、頭痛、気分の落込みといった症状が多いことが分かっています(※3)。

※1: 北野文理, and 永澤健. "大和当帰茶の継続的な飲用による若年女性の冷え症改善作用." 微量栄養素研究 33 (2016): 1-8.

※2,3:Shindo, Kazumasa. "Cold hypersensitivity and autonomic nervous system." The Autonomic Nervous System 60.2 (2023): 71-75.

冷え性が便秘の原因になるのはなぜ?お腹が冷えると便秘になる理由

冷え性の人が便秘をしやすい理由として、自律神経の乱れによる血行不良が挙げられます。

自律神経と便秘の関係

自律神経には、主に日中に優位になる交感神経と夕方以降に優位になる副交感神経があり、体の様々な機能を自動的に調整しています。

便が腸内を移動するのは、睡眠中に副交感神経によって蠕動運動が促されるからです。

自律神経と便秘の関係

しかし、体が冷えると交感神経が優位になり、夕方以降になっても副交感神経に切り替わらなくなります。

すると蠕動運動が鈍くなり、便が腸内を移動できず留まることに。滞留した便の水分が腸管で過剰に吸収されて便が硬くなり、排便しにくい状態になるのです。

また、体が冷えると基礎代謝量が低下して全身が血行不良になります。腸も血行不良になり、大腸の動きが低下。便秘を悪化させる一因となります。

冷え性が原因の便秘改善におすすめの食べ物や飲み物!体を温めて便秘解消

冷え性が便秘の原因である場合、改善策として効果的なのが食生活の見直しです。

体を温める作用がある食品の代表例を挙げていきますので、冷えが気になる人は積極的に食べてみませんか。

  • 体を温める食べ物

    • 野菜(ショウガ、ニラ、ニンニク、タマネギ、レンコン、ゴボウなど)
    • 発酵食品(納豆、味噌、チーズなど)
    • 未精製の食品(黒糖、胚芽米、玄米など)
    • スパイス(シナモン、唐辛子など)
    • ナッツ類
    • 魚(イワシ、サンマなど)
冷え性が原因の便秘改善におすすめの食べ物や飲み物
  • 体を温める飲み物

    • ココア
    • 紅茶
    • ほうじ茶
    • プーアル茶
    • 生姜湯
    • 甘酒
    • 日本酒
    • 赤ワイン

体の冷えと便秘を改善するために実践したいこと!体を温めるおすすめの方法

体を温める食品を摂るだけでなく、日常生活でも体を冷やさないための生活習慣を実践することで、さらに高い冷え取り効果が期待できるでしょう。

簡単に出来て即効性が期待できる冷え取り法を紹介します。

①足浴

膝から下を温かいお湯に浸す足浴には、血流を良くして冷え性を軽減したり、副交感神経を優位にしたりする効果があります。

バケツにお湯を入れるだけでも足浴は出来ますが、より高いリラックス効果を得たいならフットバスの使用がおすすめです。

手軽なものからマッサージ機能や保温機能がついたフットバスまで多彩に揃っているので、目的に応じて選びましょう。

足浴には、血流を良くして冷え性を軽減したり、副交感神経を優位にしたりする効果があります

②眠る前に深い呼吸をする

深い呼吸をすると血行が良くなり、横隔膜が上下するために内臓の運動が活発化して自律神経の働きが安定することが報告されています(※)。

リラックス感を高める効果もあるので、睡眠前にゆっくりと深い呼吸を繰り返して手足を温めましょう。

③起きたら白湯を飲む

目覚めてすぐに白湯を飲むことで、胃腸が刺激されて体全体が温まるほか、便意を感じやすくなってスムーズな排便を促します。

熱湯ではなく、体温より少し温かい程度の白湯でも効果が期待できるでしょう。

起きたら白湯を飲む

④大きな筋肉や関節をこまめに動かす

太ももなどの大きな筋肉や、肩や股関節といった大きな関節を動かすと、血流が良くなります。

デスクワークの時間が長い人は、座ったままでもできる肩甲骨回しがおすすめです。

また、トイレに行った際にはスクワットを10回程度行うと、冷え性やむくみの改善効果が期待できます。

※伊達萬里子, et al. "呼吸法によるストレス低減の試み: 女子学生を対象に." 武庫川女子大学紀要. 人文・社会科学編 53 (2006): 25-31.

便秘解消には冷え性の改善!お腹を温めて毎日快適なお通じを

今回は、冷え性と便秘の関係について解説しました。

腸内環境に良い食事や生活習慣を心掛けているのに便秘が解消されない場合は、体の冷えに注目してみましょう。

また、冷え性が原因の便秘を効率良く改善するのにおすすめなのが、腸内環境を整えるのに有効なビフィズス菌やビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖を配合した、腸活サプリメントです。

冷え性が原因の便秘を効率良く改善するのにおすすめなのが、腸内環境を整えるのに有効なビフィズス菌やビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖を配合した、腸活サプリメントです

体を温める食材を揃えたり、生活習慣を実践したりすることは大切ですが、毎日のこととなると大変ですよね。

サプリメントなら、飲むだけで手軽に腸内環境の改善を目指せます。

冷え性対策の食生活や生活習慣の実践とともにサプリメントを活用して、効率的に腸内環境を整えましょう!

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